卵巣嚢種~入院から手術まで~
こんにちは。3人の子供を育てる母です。
先日、卵巣嚢種(らんそうのうしゅ)という病気で入院して手術をしました。
前回、病気発覚から入院準備までの体験談をご紹介したので、今回は入院中の生活と退院後の様子をご紹介します。
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●卵巣嚢腫〜入院生活〜
今回の卵巣嚢種の手術は腹腔鏡手術で、入院期間は4~5日間と言われました。
私の入院生活をご紹介します。
・入院1日目
午前中に病院へ到着して受付後、産婦人科の入院病棟へ向かい、病棟や病室の案内をしてもらいました。
ちなみに分娩も行っている病院でしたが、婦人科系で入院している人と産後のお母さんたちの病室は分かれていたので、赤ちゃんの泣き声などは聞こえませんでした。
その直後から採血、検温、家族と一緒に外来に行き、執刀医の先生から手術の説明を受け、本人と家族が同意書にサインと慌ただしく時間が過ぎて行きました。
家族が帰宅した後も、麻酔医、手術看護師からの説明、再度エコーを確認し予定通りの手術に決定、ガーゼやテープが当たりそうな部分の除毛、おへその掃除、その後シャワーと夕方まであまりのんびりする時間はありませんでした。
私は入院2日目の午後に手術予定で、24時以降は食事禁止だったので、病院の夕飯以降もギリギリまでパンやお菓子を食べていました。ちなみに飲み物はOKでした。
薬は夜に排便を促す飲み薬を飲みました。ただ、効き目はゆっくりで翌朝頃に効いてくるものだそうです。
・入院2日目(手術前)
入院2日目の午後が手術でした。時間はあまりはっきりせず、「15時半くらいになると思うけど、前の手術の状況や急患が入れば前後します」と言われていました。手術中は家族が待機していなくてはいけないので、とりあえず家族には15時くらいに病院に着くように伝えました。
0時から食事禁止なので、飲み物だけ飲んでいました。手術前は特に行動の制限などはなく、入院中に1番のんびりできる時間でした。
早朝に坐薬をし、11時からは飲み物も禁止になりました。
食事も取れないのでひたすら本を読んだり、嵐の曲を聴いたり、嵐のライブDVDを見ていたら突然看護師さんが来て、「今、手術室から連絡が来たので、手術の準備をします」と言われました。15時より少し前だったと思います。
急いでパソコンの嵐を消して、指示通り前開きの服に着替えました。
体に金属が入っていないか、アクセサリーは付いていないか、コンタクトは入っていないか、マニキュアはしていないかを確認し、髪の毛を横で1つに結びました。
手術後に使うT字帯、吸い口付きの水、ナプキンはまとめて準備して病室に置いておきます。
ちなみに、手術後は病室のベッドに乗ったまま部屋に戻るため、私物はすべて棚に収納するようにと言われました。嵐見たさにノートパソコンを持ち込んでいた私は焦りました。入院が冬だったので、まずアウターや入院時着ていた洋服たちががかさばる。なんとか必死に収納に押し込んだものの、パソコンだけは入らず、、手術直前になんとか家族に預かってもらえセーフでした。
手術室までは歩いて行きました。家族がギリギリ間に合ったので、旦那さん、子供×3人、姉、義両親と総勢8人の大所帯で手術室までお見送りしてもらいました。
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・卵巣嚢種の手術
手術室の中に入ると慌ただしく名前の確認をして、ヘアキャップをしました。手術台に向かうまでの間、手術室の看護師の方が声をかけてくださり、背中に手を添えてくれていました。前日の手術説明の時に病室に来てくださった方で、その時も私の持ち物ほとんどがディズニー用品ばかりだったことに気付いて「私もディズニー好きなんです!」と盛り上がっていました。
人生初めての手術だったので、緊張というよりも少し恐怖を感じていた私には前日に話に花を咲かせた看護師さんが付き添ってくれたのが、ものすごく頼もしく嬉しかったです。看護師さんの手の温かさに大丈夫だと思えました。
ベッドに寝てからはものすごいスピードで全身に手術準備がされていきました。
口には酸素マスク、頭にはモニター、腕には血圧計、指には血中の酸素濃度を測っているらしいモニターを、胸には心電図を付けられ、手の甲に点滴をしました。
この点滴がすごく痛かった!!!この入院中でダントツの痛みが手の甲に刺された点滴の針でした。
卵巣嚢種の腹腔鏡手術は全身麻酔で行いましたが、麻酔はこの点滴から入るとのことでした。だんだんボーっとしてきたので恐怖心はなくなりました。
手術ではおへそを縦に1cmほど切開し、そこから内視鏡を入れ、おへその下あたりと左右を横に5mm切開しました。合計で傷は4つでした。
先生方の判断で今回の手術は卵巣は残し、嚢種のみを電気メスで焼き切って切除するというものでした。
また、卵巣は腸の奥にあるので、お腹に二酸化炭素を入れて膨らましてから手術をするそうです。
・全身麻酔
全身麻酔については、手術前日に麻酔医の先生から説明を受けました。
点滴で麻酔をした後は、自発呼吸ができないので気管にチューブを入れて酸素を送ります。しかし、私は2週間前くらいから風邪気味で咳と鼻水が出ていました。
入院時の資料には特に記載がなかったので気にかけていませんでしたが、気管にチューブを入れるのには問題があるそうです。
当時の私は就寝前後に咳が気になる状態でした。その状態だと、気管にチューブを入れる際に喉がきゅっと閉じてしまって、うまくチューブが入っていかないかもしれないと言われました。
とは言ってももう入院後。新たに手術予定を取るとしたらまた数ヵ月後、、、
先生と相談して予定通り手術をすることになりました。それでも書類に記載された麻酔のリスクは5段階中2番目でリスクは軽度とのことでした。手術までに咳が酷くなるようなら伝えること、手術室に来る前によく鼻をかんで来るように言われました。
また、全身麻酔の副作用として、吐き気やめまい、頭痛、喉の痛みなどがあると説明を受けました。
私は3人子供を出産し、そのうち2回点滴の影響で嘔吐した経験があります。
またあれがあるのか~と憂鬱になりつつも、覚悟していました。
術後から退院後の様子と、卵巣嚢種の治療にかかった総費用はまた次回、記載します。
良かったらこちらもご覧ください(^^)
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